量子力学、場の理論、超弦理論の共通理論「局所1次元場の理論」
量子力学、場の理論、超弦理論
の違いを基本変数で見ると、、、
量子力学:
基本変数が「粒子」の位置や運動量とかの物理量演算子と
その正準共役演算子
(場の理論との比較で「粒子」と言っています)
場の理論=多体問題の量子力学:
基本変数が x,y,z空間の「真空の励起である場」と
それに共役な(x,y,z空間の)一般化運動量の「場」
(共に演算子。x,y,z,t は場を指定するパラメータ)
超弦理論:
基本変数が、高次元空間の「曲線」
(曲線なので局所的には1次元)
基本変数は演算子ではなく、
それに共役な一般化運動量も考えない(と思います)
そこで、上記の共通セットみたいなものを、量子力学をベースに
考えました。曲線=局所的には1次元の直線なので、これを
「局所1次元場の理論」
と呼ぶことにします。
つまり、
粒子や場や弦を「短い曲線」の集合とし、
基準変数が x,y,z空間の「局所1次元の曲線」と
それに共役な(x,y,z空間の)一般化運動量の「場」
を考え、この2つに交換関係を設定します。
(共に演算子になります)
この後の理論展開は、とりあえず置いて、
「物理的対象物がない」と言われるでしょうから、
まずは、それを示します。
量子力学の基準変数は「粒子」の物理量です。
1個の粒子は、x,y,z,ct空間では、1本の曲線です。
(波動関数がδ関数であるという意味の「粒子」のことではないです)
これは、「長ーい弦」ということになり、
ここでは、x,y,z空間の回転と、ctを含む空間(時空)でのローレンツ変換を
を統合して「複素角回転」と呼びます。
観測者(複数)は任意な、複素角回転と x,y,z,ct空間での平行移動
した位置にいるとします。
(もちろん、相対論的因果律は破りません)