波動関数の収縮と情報処理機構である意識
「観測者の意識の必要性」を最初に見出したのはフォンノイマンで 観測者の観測にょって、フォンノイマン鎖が終結します。 ここでは、何故、観測者の存在が必要か説明します。 尚、EMANさんの記事: 量子雑談 観測の何が状態を確定させるのか|EMAN|note も…
波動関数の収縮と情報処理機構である意識 (量子力学における意識のモデル) コペンハーゲン解釈では、測定を行った場合、測定器の段階では 重ね合わせ状態のままで、ヒトの脳内で「意識」が起こす。 波動関数の収縮により、状態が確定するとします。 「意識…
被測定系の状態: |↑s>+|↓s> を測定器=第1次観測器 で測定しそれを、第2次観測器(眼)が測定したら |↑s>|↑ 1 >+|↓s>|↓ 1 > 脳内はよくわからないですが、観測機構が多層あると仮定すると 眼(第2次)での測定を第3次観測機構が測定したら |↑s>|↑ 1 >|↑2>+|…
以前の記事: kafukanoochan.hatenablog.com での 再帰的な測定器よる「ある物理量の測定」で定式化 した帰結: 物理的に「どれか1つの状態」になる は、「フォンノイマン鎖を否定することになる」 とのご指摘を頂きました。 >そのような測定を実行した観…
例えば、測定する物理量aがスピンの↑↓ で、測定器のメータをdとすると ヒトが、測定器の状態=全体系の状態:|↑a>|↑d>+|↓a>|↓d> を知って、「意識」の状態がそれになれば 誰であっても、測定器のメータは、ただ1つの位置に見える。 これは、波動関数(状…
測定器との相互作用後、測定器のメータの状態が対象系との縺れ状態になり、 測定対象A_sの固有値a_n と メータ位置x_dの固有値x_n は、 射影測定では、完全相関します。 しかしこれは、 <x_n2|x_n1>=0 ということにすぎず、 この縺れ状態(=純粋状態)を密度行列で表</x_n2|x_n1>…
「波動関数<q|ψ>の収縮は、人が観測しないと起きない(意識が必要)」 というのがコペンハーゲン解釈です。 (|q>は、物理量qの固有ベクトルで、離散固有値の場合も含みます) (射影測定での)測定器の状態は、測定対象の固有状態と 完全相関する縺れ状態(純</q|ψ>…
観測者が自分自身を測定した結果を、量子力学は予言(計算)できないです。 >測定者と測定対象の量子系を「合理的に」分離できたときに初めて >量子力学は使える形で定式化されている http://mhotta.hatenablog.com/entry/2016/02/28/140736 (続)