墓所の虫

.    「新版 量子論の基礎」と「量子情報と時空の物理」をベースに書いていますが、間違いをよくやります。まず眉にツバをつけてw

ブログの紹介 (主な記事、Webサービス)

大学教育は危機に瀕しています! 


私は言葉の使い方が下手なので、おかしいと思う文章は式に合わせてお読み下さい。
尚、新理論や独自理論を唱えるつもりはありませんが、アイデアの提案はしています。


「量子情報と時空の物理」堀田昌寛

ベクトルで表せない物理状態(密度行列)

清水明「新版 量子論の基礎」では 混合状態 のことは 書かれていますが、これの密度行列を用いた説明は避けられています。 「新版 量子論の基礎」では、 純粋状態: 原理的に許される最大限のところまで 状態を指定し尽くした状態 混合状態: どんな物理量を…

テンソル積

1.ベクトルのテンソル積とは何か? ブラ・ケット表記では、ベクトル|A>と|B>のテンソル積は、 |B>|A> と書きます。 ベクトル(=1階のテンソル)どおしのテンソル積は、 一般に2階のテンソルになります 通常は、|B>や|A>の右に、「空間を指定する添え字…

テンソル積2(密度行列のテンソル積)

僕の下手な説明より、EMANさんの有料記事を見て下さい。 note.com

初版p22 干渉成分の物理量の測定

「量子情報と時空の物理」初版p22の 中段上: 「結果が-に確定している、、、状態に対して O_SDAを測定すれば、確率1/2で固有値 ±1が観測される」 という記述ですが これより「物理量O_SDAを測る測定器」を想定できますが 中段下では「O_SDAという操作」…

2.1 ポインター測定基底

この記事は、堀田昌寛「量子情報と時空の物理」第2章 量子測定 についてです。 (私が読んで理解したことを書いています。誤りがあれば私の責です) 対象系sと測定器dの合成系では、例えば、スピンの↑↓の測定であれば、 対象系sが↑で測定器dが↓、またはそ…

1.4 混合状態の純粋化

この記事は、堀田昌寛「量子情報と時空の物理」第1章 についてです。 (私が読んで理解したことを書いています。誤りがあれば私の責です) 混合状態は(古典的状態を混合状態と見做せる場合も) ヒルベルト空間を十分大きくとれば、純粋状態にできます。 […