2021-11-13から1日間の記事一覧
ほんの遊びです。逆に私の解答を採点して頂ければうれしいです。 1.2つの近接したスリットを光子が通って、スクリーンに干渉縞を作る実験で、 1-1 光子が1個づつなら干渉縞は、できない 干渉縞は、粒子の相互作用(衝突とか)によって作られる 1-2…
古典ハミルトニアンから量子力学のハミルトニアン を 一意に定めることは、一般にはできない旨、 清水明「新版 量子論の基礎」にあります。 例えば、古典的物理量に 2q2p2 という項があった場合 そのままでは自己共役演算子でないので、 qp2q^+pq2p^ として…
時間発展の演算子:U(t)=exp(H t/ih’) ですが、 これは「ハミルトニアン演算子の関数」です。 この記事では、演算子の関数について書きます。 (演算子の関数では、例えば、微分演算子の√とかも考えることができます) タネ本は、清水明「新版 量子論の基礎…
森藤正人「量子波のダイナミクス」p15 に t>0 と約束すれば、ファインマン核とグリーン関数は同じものとあります。 ファインマン核Fは、以下で定義されます。 グリーン関数Gは、ファインマン核をFとすると、 注: Θはヘビサイド関数 で定義され、t=t0以…
ファインマン核Kの計算は、 です。 Kによって、任意時刻tのψ(x,t)が計算できるのですが 多重積分を計算しなければならず、たいへんです。 ハミルトニアンの固有関数がわかっていれば、 それを用いて Kを表すことができます。 そうすれば、計算の手間…
1次元の自由粒子(δ関数の崩壊) 自由粒子において、初期の波動関数をδ(x0)つまり、原点に局在していたとすると、 δ関数の定義より(結果は、ファインマン核そのものです) ここで、1/i =e-πi/2 したがって、(1/i)1/2 =e-πi/4 i があるのでガウシアンじ…
1次元の自由粒子(平面波) タネ本は、森藤正人「量子波のダイナミクス」p23ですが 積分の途中計算が載ってないので 途中計算は、前野先生のhttps://www.phys.u-ryukyu.ac.jp/~maeno/field.pdf のp35を見て下さい。 結果は、ファインマン核K(x、t、x0…
前回導出したのは、ハミルトニアン経路積分です。 今回は、それをさらに変形して ラグランジュアン経路積分(ファインマン経路積分ともいう)を導きます。 変形というのは、簡単に言えば、 前回で、pnでの積分は、完全平方にすれば実行できるので、そうや…
ファインマン核の経路積分表現を導出します。 タネ本は、森藤正人「量子波のダイナミクス」です。 内容は、とね日記さん: http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/20dea8ac600f55f0c79934c6342e8c5c を見てください。 ここでは、前々回の結果: を、|x>での完…
ファインマン核の経路積分表現を導出します。 タネ本は、森藤正人「量子波のダイナミクス」です。 内容は、とね日記さん: http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/20dea8ac600f55f0c79934c6342e8c5c を見てください。 1.まず、Hが時間に依存しない場合、時間発…
今日は、ファインマン核 です。 タネ本は、森藤正人「量子波のダイナミクス」です。 内容は、とね日記さん: http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/20dea8ac600f55f0c79934c6342e8c5c を見てください。 1.ファインマン核 熱核(熱積分核)は、 時刻tでの粒子…