状態がAとBの重ね合せの時「Aである」か「Bである」かという2値論理は適用できない
もちろん、測定したら「Aである」か「Bである」かのどちらかになります
でも、その時は、重ね合せではありません。
この議論は、重ね合せになってる時=測定前の話です。
したがって、状態A,Bは、2次元ベクトル(α、β) で表されます。
この場合、確実に=100% 「Aである」を(1, 0)とすれば、
確実に「Bでない」は、β=0
また、確実に=100% 「Bである」を(0, 1)とすれば、
確実に「Aでない」は、α=0
ということになります。
一般の場合の(α、β) において (α、β≠0)
αが1に近ければ「ほぼAである」とは言えますが、
β≠0なので、確実に「Bでない」は成り立ちません。
逆に、αが0に近ければ「ほぼAでない」とは言えますが、
β≠1なので、確実に「Bである」は成り立ちません。
∴ 重ね合せの時「Aである」か「Bである」かという2値論理は適用できません。