はじめに4.ベクトル・行列の演算と順序
ベクトル、行列の和 要素どおしを足す。
ベクトル、行列の定数倍 すべての要素を定数倍する
行列の関数
行列には、和と積が定義されるので、テイラー展開が定義でき
「関数にする」ことができます(例えば、行列の√ や exp)
詳しくは、あとで説明します。
行列の掛け算の順序
一般に AB≠BA です。例えば
AB=BA になる場合は、正方行列で対角要素以外の要素が0の時です。
行列の形でなくても、xで微分する演算子d/dx とx倍する(という演算子)
の関係も、
d/dx=A、x=B とすると、AB≠BA です。
AB f(x)=A ( B f(x) )=1・f(x)+xf’(x)
BAf(x)=x(Af(x))=xf’(x)
整理すると AB-BA=1
ベクトルの内積の順序
<A|B>=<B|A> と思う方が多いでしょうが、
これは 要素が実数の場合であり、
要素が複素数の場合の内積の定義(エルミート内積として出てくる)
では 違ってきます(前にくるベクトルを、複素共役にするので)