墓所の虫

.    「新版 量子論の基礎」と「量子情報と時空の物理」をベースに書いていますが、間違いをよくやります。まず眉にツバをつけてw

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大学教育は危機に瀕しています! 


私は言葉の使い方が下手なので、おかしいと思う文章は式に合わせてお読み下さい。
尚、新理論や独自理論を唱えるつもりはありませんが、アイデアの提案はしています。


デルタ整数の実数ベクトルによる表現(実数ベクトルの射影)

初めて読む方は、↓を見て下さい。

kafukanoochan.hatenablog.com

整数nに対応するデルタ整数は、δ(x-n) です。
これは、縦・横の実数ベクトルを用いて
δ(x-n) =<n | x>   x,n∈R
と書けます。
これは、実数ベクトル | x>における「nを取り出す作用素の部分空間」
への射影としても書けます。
δ(x-n) |n>=|n><n | x>
全ての射影した結果を足し合わせれば、もとのベクトル | x>ですから
| x> = Σn |n><n | x>= Σn δ(x-n) |n>
同様に、「実数pを取り出す作用素の部分空間」に射影したら、
| x> = Σp |p><p | x>= Σp δ(x-p) |p>
= ∫ δ(x-p) |p>dp
したがって、
δ(x-n) |n>=|n><n | x>=|n><n |(∫ |p><p | x>dp)
=∫ |n><n |p><k | p>dp
=∫ |n><n |p>δ(x-p)dp
∴ δ(x-n)=∫ δ(x-p)<n |p>dp

ここで、δ(x)をフーリエ変換で表したら
δ(x)=∫ exp(-ix p) dp なので
δ(x-n)=∫ δ(x-p)<n |p>dp=∫ exp{-i(x-n) p}dp
=∫ δ(x-p) exp{-i (p-n) }dp