量子力学に測定が必須であることの証明???
アリスの測定結果を「測定しない場合」も含めて
a|結果アリス>+b|未測定アリス>
と書いた時、a=0、 b=1なら
測定系の状態自体が消滅することを証明します。
これは、量子力学に測定が必須であることを意味します。
(消滅するというのは冗談です。はい)
|未測定_アリス>は、
未測定とは、まだ「何も測定しない」ことですから
測定結果の状態はない=0ベクトル
です。
何故なら、何らかの物理量を射影測定するとして
射影演算子に対し「何も測定しない」演算子=0行列
を加えたものとすると、
「何も測定しない」演算子の結果は、0ベクトル
だからです。
それで、量子もつれ対A,Bのスピンの測定の場合なら、
|ψ>=( a|↑アリス>+b|未測定アリス>) |↑A>|↓B>
+( a'|↑アリス>+b'|未測定アリス>)|↓A>|↑B>
となります。
未測定の時の全体系は、
|ψ未測定>=|未測定アリス> |↑A>|↓B>+ |未測定アリス>|↓A>|↑B>
となりますから、
|未測定アリス>=0ベクトルであるなら、
|ψ_未測定>=0
∴ 未測定なら全体系は、消滅する!
従って、量子力学に測定が必須である
//
種あかし
x未測定なら全体系は、消滅する
○未測定なら全体系の状態は、得られない
いずれにせよ、量子力学に測定が必須は本当。