墓所の虫

.    「新版 量子論の基礎」と「量子情報と時空の物理」をベースに書いていますが、間違いをよくやります。まず眉にツバをつけてw

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大学教育は危機に瀕しています! 


私は言葉の使い方が下手なので、おかしいと思う文章は式に合わせてお読み下さい。
尚、新理論や独自理論を唱えるつもりはありませんが、アイデアの提案はしています。


位置表示のシュレーディンガ方程式を導く(補題A)

補題A:

状態ベクトルのシュレーディンガ方程式:
d/dt |ψ(t)> = -a H |ψ(t)> (aは定数) 
が成り立つというのは、公理とします。

まず、状態ベクトルから波動関数を導きます。 
|ψ(t)> を演算子xの固有空間へ射影することを考えます。 
この射影演算子は|x><x| です。

|x> = f(x, t)|x>  
となり、これを上記の式に入れれば 

d/dt |x> = -a H|x>  
d/dt f(x, t)|x> = -a H f(x, t)|x>  
なので、 
この f(x, t) を波動関数 と定義すれば

d/dt ψ(x, t) = -a H ψ(x, t)  

が成り立ち、これを 
波動関数のシュレーディンガ方程式」
と呼びます。