ボーム力学を葬る!
ボーム力学は、量子力学と計算結果は一致しますが、
粒子が実在である(常にどこかの1点には居る)というのが前提です。
しかし、このブログの記事: https://kafukanoochan.hatenablog.com/entry/2020/05/23/023621
で示したように、量子力学では 粒子が 常に「どこかの1点に居て、他のどの点にも居ない」 を「(素朴)実在性」とすると「実在性」は否定されます。
1.ボーム力学でも量子力学と結果が一致するなら、
ボーム力学でも否定されるはず。
∴ ボーム力学は前提と矛盾した結果になる!
2.ボーム力学では量子力学と測定結果の予言が一致するだけであるなら、
弱値は、期待値を拡張したものであり、
弱測定は「系に与える影響が極限で0」の測定です。一般に複素数ですが
弱値を、「(射影)測定前の期待値」と定義できます。
一方、ボーム力学では測定前は値がランダムとするが「期待値」はある(実数値)
「系に与える影響が極限で0」の測定をしても、これは変わらない(実在とするので)
∴ ボーム力学と量子力学では、上記でいう「測定前の期待値」が異なる!
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