墓所の虫

.    「新版 量子論の基礎」と「量子情報と時空の物理」をベースに書いていますが、間違いをよくやります。まず眉にツバをつけてw

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大学教育は危機に瀕しています! 


私は言葉の使い方が下手なので、おかしいと思う文章は式に合わせてお読み下さい。
尚、新理論や独自理論を唱えるつもりはありませんが、アイデアの提案はしています。


素粒子の種類を物理量と考えると?

物理量は、エルミート演算子で表され、その固有値が、射影測定した場合の測定値です。
で、素粒子の種類の観測は、限りなく誤差のない測定と見做せますから、理論的には射影測定です。
したがって、素粒子の種類も、物理量であるならエルミート演算子で表される
としてよいと思います(素粒子自体のことではないです)

フェルミオンは、
ν_e , e,、、、 νmu ,μ、、、 νtau ,τ、、、の3行4列であり、当然ながら正方行列ではない
のでエルミート演算子では、表せません。
でも、4x4のエルミート行列を考えると、フェルミオンは2種類がペアになりますから
これを、「対角要素について」複素共役とすれば、

1、νe、νmu、νtau
e、 1、 d、 S
μ、 u、 1、 b
τ、 c、 t、  1

で 4行4列に綺麗に並びます。
これを、1行づつ上へ掛けていくと、(異なる要素は直交と仮定)

e、 νe、0、0 
0、 u、 d、 0 
0、 0、 t、 b 
τ、0、 0、νtau 

となり、eとνe、uとd等、ペアになっています。
でも、これでは、cとSの組み合わせが消えます。
なので、掛けていくのを すべての組み合わせとすると、
上記に加えて、
μ, 0, νmu, 0 
0, c, 0, S  
もちゃんと出てきます。